クロノス、Google Draco技術を使用したglTFジオメトリ圧縮エクステンションを発表

より小サイズの3Dモデルとシーンのダウンロードと高速転送が、アプリケーション、ブラウザ、VRおよびARプラットフォームでの3Dグラフィックスの普及を加速

 

 業界を代表するハードウェア/ソフトウェア企業から構成される、オープン・コンソーシアムのクロノス・グループは(以下、クロノス)は、glTFモデル/シーン・サイズを大幅に縮小するGoogle Draco技術を用いたジオメトリ圧縮エクステンションを、glTF 2.0向けに発表しました。クロノスのglTF Dracoエクステンション仕様は、glTF圧縮ジオメトリをツール、エンジン、アプリケーション、ブラウザなど、さまざまな環境において迅速な採用を可能とするために、Draco GitHubサイト上で最適化されたオープンソース圧縮/非圧縮ライブラリとして公開されます。

 Dracoは、3Dモデルの保存と転送を改善するために、3Dジオメトリ・メッシュの圧縮/非圧縮用にGoogleが開発したオープンソース・ライブラリです。 Dracoは、高い圧縮率、効率、スピード性を想定して設計されています。コードは、頂点位置、接続性情報、テクスチャ座標、色情報、法線、およびジオメトリに関連する、一般的な属性を圧縮します。 Dracoでは視覚的な忠実性を損なうことなく、3Dアプリケーションとアセットを大幅に圧縮することができるため、ユーザーはアプリケーション、シーン、モデルのダウンロード速度が向上し、ブラウザの3Dグラフィックスがより高速に読み込まれ、VRやARシーンが帯域幅の一部を使用して送信できるようになります。

 Dracoを用いたglTFエクステンションにより、クリエイターはglTFファイル内のメッシュデータを圧縮し、ファイルサイズを大幅に削減できます。サンプルのglTFモデルでは、最大12倍の圧縮が行われましたが、視覚的な忠実度は変化しませんでした。より小さいglTFファイルは、低速のネットワークであっても、デバイスやアプリケーション間で3Dファイルの可用性が飛躍的に向上します。

 Dracoのオープンソース・ライブラリは、Googleが提供する高性能のJavaScriptおよびC ++デコーダを提供しているので、主要なブラウザをはじめアンドロイド、iOS、その他ほとんどのプラットフォームで圧縮ファイルをレンダリングできます。 Dracoエクステンションを使用したglTFエコシステムは急速に成長し、UX3DエンジンやThree、Babylon、Cesiumなどの一般的な3D Webビューアを含むネイティブ3Dエンジンでサポートされることが期待されます。

 GoogleのDracoチームは、メッシュ圧縮率、デコーダサイズ、デコード速度を引き続き改善しています。また、将来のglTFエクステンションに含めるための、アニメーションやポイントクラウドの圧縮も調査しています。すでにDraco圧縮glTFオブジェクトを組み込んでいる現在のプロジェクトには、glTFパイプライン、FBX2glTF、AMD Compressonatorのオープンソース版、three.js、glTFサンプルモデルなどがあります。クロノスは、クリエイターやデベロッパーに対してGitHubのオープンソースのDracoコードを確認し、課題追跡ツールを使用して、成功事例や機能に対する要求を知らせて欲しいと、呼びかけています。

 glTF 2.0の詳細はこちら(https://www.khronos.org/gltf/)をご参照ください。また、クロノス・グループについては、http://Khronos.orgをご覧ください。

 ※以下は添付リリースを参照

 

 

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添付リリース

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0471783_01.pdf