熱分析ソフトウェア「EMA」を発売

−最適な測定条件の設定簡易化により分析作業を効率化−

 

 株式会社日立ハイテクノロジーズ(執行役社長:宮崎 正啓/以下、日立ハイテク)の100%子会社で、分析計測装置を製造販売している株式会社日立ハイテクサイエンス(取締役社長:岡田 務/以下、日立ハイテクサイエンス)は、測定条件の設定を簡易化するガイダンス機能を搭載し、操作の簡易性と効率性を向上した熱分析装置用ソフトウェア「EMA(エマ)」(以下、「EMA」)を開発し、日本国内・海外向けに発売します。

 ※製品画像は添付の関連資料を参照

 分析装置は、物質の熱に対する基本的な性質(熱物性)を測定する装置です。熱分析では、吸熱性や発熱性、重量、体積、弾性率などさまざまな項目の加熱時の変化を測ることができ、各種材料の研究開発だけでなく品質管理や検査用途として熱物性評価に幅広く利用されています。

 材料の品質管理や検査を目的とした熱分析装置の活用が広がるなか、各種規格(JIS(*1)、ISO(*2)、ASTM(*3)など)では、測定結果のばらつきの解消やデータの整合性を得るため、材料によって試験方法が定められています。しかし、加熱時間や加熱速度など試験方法に対応する測定条件は、一つの分析項目でも多岐にわたり、適正な測定条件を設定するには、さまざまな知識や経験が必要とされてきました。加えて近年は、熱分析装置の活用用途の広がりを背景に、専門知識を持たないユーザーも増えており、より簡単にミスなく測定を行えるソフトウェアが求められていました。

 今回発売する「EMA」は、操作の簡易化・効率化を実現した熱分析の測定・解析専用ソフトウェアです。日立ハイテクサイエンス製熱分析装置「TA7000」での活用が可能で、同装置で取得した既存データの解析にも対応しています。

 「EMA」は既存ソフトウェアのユーザーフレンドリーな操作性をそのまま継続し、規格ごとに定められている試験方法に対応した適正な測定条件の設定を簡易化するガイダンス機能を新たに搭載しています。また、お客様におけるルーティン測定の詳細な条件を保存し、計測時に必要最小限の条件設定を行うだけで、ユーザーの熟練度に関わらず、多様な測定を可能とした「シンプル測定モード」も新たに追加しました。

 日立ハイテクグループは、科学機器のグローバルプレーヤーをめざすという中期経営戦略のもと、製品の開発・販売を進め、検査・分析機器により世界のモノづくりに貢献してまいります。また、今後ともハイテク・ソリューション事業におけるグローバルトップをめざすとともに、最先端・最前線の事業創造企業としてお客様視点に立ち、顧客および市場のニーズにスピーディに対応してまいります。

 *1 JIS(Japanese Industrial Standards):日本規格協会が制定する日本工業規格

 *2 ISO(International Organization for Standardization):国際標準化機構が制定する規格

 *3 ASTM(American Society for Testing and Materials):アメリカ材料試験協会が制定する規格

【主な特長】

1.ガイダンス機能

 各種規格(JIS、ISO、ASTMなど)の試験方法に基づいて、測定から解析処理までナビゲートする機能であり、測定評価の効率化および信頼性を高めます。また各種規格をベースとしたお客様独自のレシピも作成可能です。

2.シンプル測定モード対応

 予め測定上必要とされる情報を保存し、測定時には必要最低限の条件を設定するだけで測定ができる操作環境を提供します。またタッチパネルで操作することが可能です。

3.画像データの編集機能

 熱分析における試料観察時に取得した画像データの編集機能を新たに搭載することで、画像コントラスト・シャープネスなどの編集を実現しています。これにより試料の変化がさらに明確となり、取得データを微小な熱転移などの評価に活用できます。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照

【価格(税別)】:

 150万円(デスクトップコンピュータ付)

【販売目標】:

 300式/年

◆製品WEBサイト

 https://www.hitachi-hightech.com/hhs/products/tech/ana/thermal/sp_ema/

 

 

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製品画像

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参考画像

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0470195_02.JPG