金融向けクラウドサービス「OpenCanvas(R)」にAIマルチ接続機能を追加

〜Fintechをはじめ広く社会のデジタル化を促進するSoE基盤をめざし商品力を強化〜

 

 株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、金融向けクラウドサービス「OpenCanvas(R)」に、各社が提供するAIとの接続を可能とする新たな機能を追加し、2018年3月より試行提供を開始します。本AI接続サービスは、NTTデータの「Altemista(R)Cloud AI Connector」技術を利用し、NTTグループをはじめ、Amazon Web Services,Inc.、Google(TM)、IBM、Microsoft Corporationなど、各社が提供するAIや機械学習サービスと「OpenCanvas」とを、APIを介して接続可能とするものです。

 Fintechサービスの構築に適した各種機能を有する「OpenCanvas」に、「画像」、「音声」、「動画」、「言語」などの各種データと各社AIをマルチに接続可能とする機能を追加することで、AIを活用したFintechサービスの迅速な提供を支援します。

 このたび、AIを活用した新サービスの検討を行うFintech事業者に対し、AIマルチ接続機能の試行提供を行います。同試行提供における評価結果をふまえ、2018年度上期中の本格的なサービス開始を予定しています。

 NTTデータは「OpenCanvas」を、金融機関のみならず広く社会のデジタル化を促進するSoE(注1)基盤として提供していくため、今後も積極的な機能拡充を進めていきます。

■背景

 「OpenCanvas」はこれまで、新しいFintechサービスの迅速な開発を支援すべく、API管理機能やセキュアなクラウドサービスなど、各種サービスを提供してきました。

 AIは各種サービスを大きく進化させる技術として今後も活用の動きが拡大していくことが予想されます。

 これまで「OpenCanvas」上でAIを活用した新サービスを開発する際、開発者は多数存在するAIの中から、各AIの特性を把握したうえで個別にAIと連携していく必要がありました。接続自体に開発工数が必要となることから、さまざまなAIを組み合わせた最適なAI活用サービスを素早く開発することは容易ではなく、AI活用サービス提供における障壁となっていました。そこで「OpenCanvas」に、APIを用いて複数の各社AIとの接続を容易に実現可能なサービスを提供することとしました。

■概要・特長

 Altemista Cloud AI Connector技術を利用した本AI接続サービスを利用することで、AIを活用した各種サービス開発において以下のメリットがあります。

 (1)効率的かつスピーディーなサービス創出が可能

  AIを利用したアプリケーション開発時に必要となる「画像」、「音声」、「動画」、「言語」などのデータ処理/管理機能をAPI(注2)にて提供します。同機能を利用することで、効率的なアプリケーション開発が可能となります。

 (2)より高精度のAIを利用したサービス提供が可能

  本サービスでは、AIに関するパブリッククラウドAPIやオープンソースAPIを一括提供します。開発者は、一括提供されたAPIの中から、特性に応じたAIを組み合わせて利用することが可能となります。これにより、複数のAIを組み合わせて学習データを増加させ、より高精度のAIを利用したサービス提供が可能となります。

 (3)さまざまなAIと一元的に連携が可能

  各社AIが提供するAPIの違いを"APIゲートウェイ"で吸収するため、「OpenCanvas」からは、同じAPIで各社AIと接続することができます。これによって、各社AI側で発生する進化や変更に対し、顧客企業が構築するアプリケーションへの影響を抑えることが可能となります。変化の早いAI市場において、スピード感をもったサービス提供が実現できます。

 ※図は添付の関連資料を参照

■オープン・イノベーション実現に向けた取り組み

 NTTデータは、OpenCanvasという「仕組み」の提供だけではなく、毎月開催しているオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」(注3)や、年2回のオープンイノベーションコンテスト“さあ、ともに世界を変えていこう”、Fintech事業者と金融機関をつなぐ「OpenCanvasフォーラム」などの開催を通じて、さまざまな連携ビジネスの創出・支援・促進をすすめていきます。

■注釈

 ・注1:SoE

  SoE(System of Engagement)とは、人やモノとつながり、"絆"を通じて新たなイノベーションを創出するシステムのこと。

 ・注2:API

  API(Application Programming Interface)とは、あるシステムで管理するデータや機能などを、外部のシステムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のこと。

 ・注3:豊洲の港から

  「豊洲の港から」とは、NTTデータが主催する最新のトピックに関する展望の共有、ベンチャー企業の紹介を行い、オープン・イノベーションを実現する場。

 ・「OpenCanvas」、「Altemista Cloud」、「豊洲の港から」は株式会社NTTデータの登録商標です。

 ・アマゾン ウェブ サービス、AWSは、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。

 ・Google は、Google LLC の登録商標または商標です。

 ・その他の製品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。

 

 

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0469472_01.png