HERE、高精度のエンドツーエンドのトラッキングを実現する

『HERE Tracking』を発表

屋内/屋外、オンライン/オフラインで高精度の位置トラッキング機能を提供より消費電力の削減が可能になることで、これまでにない小型かつ低コストのトラッキングデバイスの実現が可能

 

 ※本プレスリリースは2017年12月19日にオランダ・アムステルダムで発表したプレスリリースの日本語訳です。

 HERE Technologies(本社:オランダ・アムステルダム、以下、HERE)は、ロジスティクスの効率を最大化する『HERE Tracking』を発表しました。

 HERE Trackingは、屋内/屋外を問わず、低消費電力、高精度、リアルタイムで、商品、デバイス、人をトラッキングする優れたクラウド型のPaaS(Platform as a Service)です。ユーザーは、HERE Trackingを利用することで人や物の場所と時刻を、高い精度と信頼性で記録することができます。

 現在、運輸業界ではロジスティクスにおける様々な問題を抱えています。年間平均にして、海運業界は1,000個以上のコンテナを失い、航空業界では2,000万個以上の手荷物が紛失し、企業は陸上輸送中の貨物の盗難、紛失、非効率的なルート選択によって、何十億ドルもの損失を出しています。

 資材の入荷と製品出荷の両方において明確に貨物の所在を可視化できれば、効率は大幅に改善されます。企業とそのロジスティクス担当者は、紛失や遅延を削減し、生産能力や輸送コストの無駄を最小化すると同時に、ほぼリアルタイムで配送計画の調整をおこなうことが可能になります。こうした課題に対するソリューションがHERE Trackingです。

 HERE Open Location PlatformをベースとするHERE Trackingは、HEREの持つ複数の機能と技術を組み合わせ、システム・インテグレーター、ERP(Enterprise Resource Planning)プロバイダー、E2Eトラッキング・システム・プロバイダー/開発者に、最小限のカスタマイズで顧客の問題を解決する、統合の容易なソリューションを提供します。HERE Trackingには以下の機能と技術が含まれます。

 ・ジオコーディング機能を備え、屋内にも屋外にも対応する、業務用グレードの地図

 ・高精度、高電力効率の屋内/屋外用ポジショニング技術

 ・卓越した消費電力管理により、従来のトラッキング用デバイスでも長時間使用できるオフライン機能付き

 ・トラッキングおよびジオフェンシングAPI

 ・分析APIおよび可視化ツール

 HEREのIoT部門シニア・バイスプレジデントであるLeon van de Pas(レオン・ヴァンデパ)は、次のように述べています。「HERE Trackingは、『荷物は今どこに?』、『いつ到着するのか?』、『辿った経路は?』、『経路は適切だったか?』などの基本的な疑問に答えます。当社は、可視性とトレーサビリティを大幅に向上させることで、企業や地方自治体の経費節約と無駄の削減に貢献します。」

 HEREのトラッキング部門の責任者であるErminio Di Paola(エルミニオ・ディパオラ)は、次のように述べています。

 「トラッキングとは基本的に資産管理ですが、コストが膨大なため、多くの企業は十分に導入できていませんでした。特に、トラッキング用のハードウェアを1回に数週間から数ヶ月間も稼働させるためには高コストの大型バッテリーが必要となるため、ほとんどの企業には導入は不可能でした。当社の技術により、バッテリー消費を劇的に削減させることが可能です。バッテリーが小型化されコストが低減されることで、幅広い用途と状況でトラッキングが実現可能になります。

 HERE Trackingは、貨物のトラッキングや複合一貫輸送のほか、スマート・オフィスとスマート・ファクトリー(インダストリー4.0)向けアプリケーション、建設会社の機器運搬でのトラッキング、食品配送などのオンデマンド・サービス、緊急時対応者の管理と調整、そして子供、ペット、高齢者の所在を把握するためのコンシューマー向けアプリケーションにも活用されます。

■初のパートナーとしてAirohaおよびConcoxと協業

 HEREはまた、世界最大級のファブレス半導体会社であるMediaTekのIoT部門であるAirohaとのパートナーシップを発表しました。

 業務用テレマティクス/ワイヤレス通信製品の設計/製造の大手企業、Concox Information & Technologyとも提携し、Concoxの将来のトラッキング用製品にAiroha/MediaTekチップセットを搭載し、HERE Trackingを利用可能とすることに合意しました。ConcoxおよびAirohaとの仮合意により、HEREのお客様は、統合済みのHEREの最新トラッキング技術をご利用いただけます。HERE TrackingテクノロジーはHERE Positioningテクノロジーに基づいており、電力効率に優れた位置センシングのアルゴリズムを直接トラッキング用チップセットに埋め込みます。

 HEREは2018年1月9日(火)〜12日(金)に米国ラスベガスで開催されるCES 2018でHERE Trackingのデモを行います。HEREの展示ブースはラスベガス・コンベンション・センターのセントラル・プラザCP-2に設置されます。

【HERE Technologiesについて】

 オープン・ロケーション・プラットフォームの企業であるHEREは、人々、企業、都市が位置情報の力を活用できるようにします。HEREは位置情報を通して世界を理解することで、都市のインフラ運営から企業の資産最適化、さらには運転者を安全に目的地に導くことまで、顧客がよりよい結果を達成できるようにします。新世代のクラウドベース位置情報プラットフォーム・サービスなどHEREの詳細はhttp://360.here.comおよびhttp://www.here.comをご覧ください。