米MicrosoftのパブリッククラウドAzureの仮想マシンはどうやって作るのか。今回は、オプションの選択について解説する。

(2)オプションの選択

 仮想マシンを作成する際に、いくつかのオプションを選択できる。ここでは「1. ストレージ」「2. 仮想ネットワークとサブネット」「3. パブリックIPアドレス」「4. Network Security Group(NSG)」「5. 可用性セット」「6. 拡張機能」というオプションを取り上げる。これらは事前に設定しておけるが、その場で構成することも可能だ。

[画像のクリックで拡大表示]
仮想マシンの作成オプション

1. ストレージ

 管理ディスク(Managed Disk)、非管理ディスク(Unmanaged DiskまたはBLOBとも呼ぶ、ストレージアカウントを直接使用)のどちらかを選択する。デフォルト設定は管理ディスクである。管理ディスクは割高だが、ストレージアカウントごとのスループット制限がないうえに障害対策が強化されている。よほどコストを削減する必要がない限り、管理ディスクの使用を勧める。

2. 仮想ネットワークとサブネット

 仮想ネットワークは、仮想マシンの接続先となるL3スイッチであるとともに、TCP/IPの構成情報の保存先でもある。通常はサブネットに分割して使用する。これは、VPN Gateway用のサブネットを確保するためだ。仮想ネットワークにVPN Gatewayを作成する場合、専用のサブネットが必要である。

 ユーザーが作成したサブネットには、このあとの4で説明するNSGを設定できる。作成した仮想マシンは、仮想ネットワークのサブネット間で移動させられる。ただし別の仮想ネットワークに移動させることはできない。仮想ネットワークの設計は、仮想マシンの作成前に完了させておく必要がある。

次ページ以降は日経 xTECH Active会員(無料)の方のみお読みいただけます。