技術のスペシャリストになる、デジタルビジネスのリード役に転身する、出世して管理職になる―。どういったキャリアパスを目指すにせよ、最新動向にアンテナを張り、必要な知識を身に付けるスキルアップは欠かせない。

 40代になると過去の経験で無難に仕事を回せるし、仕事を通じた学びもある。これで十分と思いたくなるが「仕事で担当しない範囲の勉強をしなくなると、世の中の変化から取り残される」。DXCテクノロジーの吉田栄信グローバルビジネスサービス営業統括 チーフテクノロジストは自戒を込めてこう話す。

40代技術者は「仕事外」の勉強が重要
仕事をこなすだけではスキルアップできない領域を意識する
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 かつて、吉田チーフテクノロジストは、仕事で担当する範囲のスキルアップだけで満足していた。金融系の大規模プロジェクトが多く、そこで活躍ができているとの自負もあった。しかし、新たに立ち上げたデータ分析システムの開発プロジェクトを率いた際に「ユーザーからの技術的な質問に答えられない」という苦い経験をした。プロジェクトに参加していた社外のアーキテクトからは「知識が周回遅れになっている」と指摘され、ショックを受けた。

 この経験以降、仕事で担当しない範囲の勉強を積極的にするようになった。吉田チーフテクノロジストのような問題意識は、多くの40代技術者に共通するはずだ。ただ、40代は若手と比べて勉強時間を確保しづらい。仕事では責任のある立場だし、子育てなど家庭の時間もある。

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