日経コンピュータが実施した独自調査から、1745件に上るシステム導入/刷新プロジェクトの47.2%が「失敗」との結果が得られた。ここではプロジェクトの成功率を見ていく。開発期間、開発総コスト、開発対象のシステムという3つの視点から分析してみた。

 開発期間別、開発総コスト別では期間が長く、金額が多くなるにつれて成功率が下がる傾向になると分かった。例えば「3カ月以上6カ月未満」の成功率は66.3%だが、「3年以上」は16.4%と50ポイントも下がる。

 この理由について、PMI日本支部の奥澤薫会長は「開発期間が3年のプロジェクトは数百人規模になる。この規模では進捗管理の際に順調かどうかの判断基準をそろえるのが難しく、プロジェクトの遅れを検知しにくくなる」と説明する。大規模プロジェクトではマネジメント業務を支援する組織体「PMO(プロジェクト・マネジメント・オフィス)」を設けるといった措置が必要になる。

図 開発期間と開発総コスト別の成功率
1年半以上のプロジェクトは成功率が激減
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