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BtoB企業の未来を開く動画マーケティング

「動画力」をBtoBで活用するために、動画制作の「裏」側を製作者の視点で解説

2017/07/21 中村 寛治=ヒューマンセントリックス

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 IT業界14年。それから動画業界が14年――。

 2004年に動画ビジネスで起業してから、ずっと新参者と思っていた筆者ですが、このビジネスに前のキャリアとほぼ同じ期間、携わってきたことに気が付きました。未来を見据えてというよりも、日々の課題を一つひとつ解決していくうちに、ユニークな立ち位置のBtoB企業向け専門の動画会社として、多くのIT企業とビジネスを実現してきました。

 本連載も、今回が最終回。(既に14年たってはいますが)動画ビジネスの新参者だから感じられ見つけられた、動画制作の「裏」側について話します。

動画制作は多重下請け構造?

 前職で筆者は、動画制作プロジェクトに関わったことがあります。それは顧客事例の動画制作でした。

 当時の顧客が先進的な製品を導入したのでインタビューしたい、それを動画にしたいというリクエストがマーケティング部門から舞い込んだのです。営業部門の責任者だった筆者は、お客様とのスケジュールの調整や当日の段取りの取り回しなど、対応に追われました。

 いよいよ撮影日。映画の撮影ではなく通常のインタビュー撮影にもかかわらず、撮影クルーと称して、10人近くのスタッフが現場に現れました。ところが、大手広告代理店の担当者一人を除いて、だれも名刺を持っていないことに少なからず驚きました。

 筆者は動画ビジネスに関わって、その理由がよく分かりました。カメラマンやクリエーター、ライターは、下請け企業やフリーランスを使う場合が多いのです。

 極端な場合、孫請け体制になっていることもあります。そんな驚きの体験から15年弱。BtoB企業で活用する動画を取り巻く環境も、大きく変わっています。

 形のないもの(動画)を創っていくなかで、クライアントの意見が見えにくく、コスト高につながりがちなのです。そうなると多重下請け構造は、デメリットの方が多くなるのです。

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