デジタル技術の進歩による、急激なビジネス環境の変化に対応するため、基幹システムにも「守り」から「攻め」への役割転換が求められている。2017年9月28日に開催された「次世代基幹システムへの戦略的移行フォーラム」では、次世代基幹システムに求められる要件やIT部門の役割の変化について、SAPのアドオンを98%削減したカルビーの取り組みなども交え、さまざまな角度から議論を展開した。

アドオンモンスターと化したERPシステム

 基調講演に登壇したのは、ITproの「木村岳史の極限暴論!」でおなじみの日経コンピュータ 木村岳史編集委員だ。木村氏は、日本企業の経営課題は「ビジネスのイノベーション」と「ビジネスのグローバル展開」の2つだとし、「この2つの課題を解決できなければ、IT部門は経営者から『君たちは要らない』と言われるだろう」と述べた。

日経コンピュータ 編集委員 木村 岳史

 そこで重要なカギを握るのがERPシステムだが、木村氏は「多くの企業のERPシステムはアドオンモンスターと化している」と述べ、アドオンに縛られた現状固定のシステムが、イノベーションとグローバル化の足かせになっていると指摘。さらにIT部門の未来は基幹系次第であり、今こそ基幹系システムの抜本的な刷新が必要だと強調した。

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