アシストの「千里眼SaaS」は、業務システムの稼働状況を可視化・分析するためのクラウドサービスである。日立製作所のシステム運用管理ソフト「JP1」が蓄積したログ情報を分析する。米Qlik TechnologiesのBIソフト「QlikView」に、JP1のデータを可視化するためのテンプレートを付けて、これをクラウド型で提供する。クラウド基盤にはAWS(Amazon Web Services)を利用する。

レポートテンプレートのサンプル
(出所:アシスト)
[画像のクリックで拡大表示]

 千里眼SaaSの背景には、JP1の管理コンソールだけでは大量のログから重要な情報を抽出することが難しいという状況がある。千里眼SaaSは、分析の対象となるデータの量を減らし、埋もれていた情報を抽出し、分かりやすさを重視して可視化する。

 評価レポートのテンプレートとして、ジョブ管理業務で課題となるバッチやジョブの品質改善を図るべく、(1)ジョブ処理時間の延伸、(2)ジョブの遅延、(3)ジョブ異常、の3つの観点に注力している。例えば、業務処理の開始/終了/処理時間の推移を分析することにより、夜間バッチの処理時間の延伸によるオンライン開局処理への影響を把握できる。

 JP1のログの取り込みに加えて、Windowsパフォーマンスモニタで収集したリソース情報を分析用のソースとして利用できる。ジョブの処理時間とシステムリソース情報を相関分析することによって、処理時間の延伸に影響するシステムリソースを特定できる。

 千里眼SaaSを使ってジョブ管理システムの稼働状態や性能を無償で診断するサービス「千里眼SaaS ジョブ品質評価サービス」も用意している。JP1のログと事前に提出したアンケートシートを基に、顧客企業の運用業務やシステムの特性についてヒアリングした後、アシストにて千里眼SaaSにシステムログを取り込み、レポートを作成する。

千里眼SaaSの概要
用途と機能業務システムの稼働状況を可視化・分析するためのクラウドサービス
解析対象データ日立製作所のシステム運用管理ソフト「JP1」が蓄積したログ情報を分析する。Windowsパフォーマンスモニタで収集したリソース情報も分析用のソースとして利用できる。ジョブの処理時間とシステムリソース情報を相関分析できる
システム構成米Qlik TechnologiesのBIソフト「QlikView」に、JP1のデータを可視化するためのテンプレートを付けて、これをクラウドで提供する。クラウド基盤にはAWS(Amazon Web Services)を利用する
背景JP1の管理コンソールだけでは大量のログから重要な情報を抽出することが難しい
テンプレートジョブ管理業務で課題となるバッチやジョブの品質改善を図るべく、(1)ジョブ処理時間の延伸、(2)ジョブの遅延、(3)ジョブ異常、の3つの観点に注力してテンプレートを用意した。これにより例えば、業務処理の開始/終了/処理時間の推移を分析することにより、夜間バッチの処理時間の延伸によるオンライン開局処理への影響を把握できる
価格(税別)月額9万8000円。契約期間は年単位で、初期費用は別途必要
発表日2018年1月9日(Windowsパフォーマンスモニタで収集したデータの取り込み)
提供開始日2018年1月9日(Windowsパフォーマンスモニタで収集したデータの取り込み)