ソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)の「オンライン決済ASP」は、クレジットカードによる決済機能をクラウド型で提供するサービスである。電話/ファクスやハガキなどで注文を受けている業者に向けた機能として、クレジットカード番号を乱数(トークン)に置き換える「永久トークン非保持化サービス」を利用できる。

永久トークン非保持化サービスの概要
(出所:ソフトバンク・ペイメント・サービス)
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 最大の特徴は、顧客が電話やハガキなどで伝えてきたクレジットカード番号を受注システムに入力する際に、クレジットカード番号の代わりに乱数が使えることである。受注システムにクレジットカード番号を記録する必要がないので、PCI DSSなどのセキュリティ要件を満たす必要がなくなる。

 クレジットカード番号の代わりに入力する乱数は、専用のタブレット端末から取得する。タブレットに顧客のクレジットカード番号を入力すると、クラウド上で乱数とひも付けられ、乱数をタブレットに表示するという仕組み。タブレット端末が乱数への変換装置として機能する形になる。

 オペレータは、タブレットから得た乱数を、クレジットカード番号の代わりに受注システムに入力する。受注システムは、この乱数を使ってクラウドにアクセスする。クラウド側では、乱数をクレジットカード番号に変換して決済処理を行う。この一連の仕組みによって、受注システムにはクレジットカード番号を記録せずに済むようになる。

 乱数のフォーマットはクレジットカード番号と共通(16桁の文字列)。このため、受注システムやデータベースを改変する必要がない。また、乱数生成時にクレジットカード番号の下4桁をそのまま残すことも可能なので、顧客からの問い合わせの際は、これまでと同様にクレジットカード番号での照会ができる。

オンライン決済ASPの概要
用途と機能クレジットカードによる決済機能をクラウド型で提供するサービス
特徴電話/ファクスやハガキなどで注文を受けている業者に向けたオプション機能として、クレジットカード番号を乱数(トークン)に置き換える「永久トークン非保持化サービス」を利用できること
トークン化の利点顧客が電話やハガキなどで伝えてきたクレジットカード番号を受注システムに入力する際に、クレジットカード番号の代わりに乱数が使える。受注システムにクレジットカード番号を記録する必要がなくなる
乱数の入手方法専用のタブレット端末から乱数を得る。タブレットに顧客のクレジットカード番号を入力すると、クラウド上で乱数とひも付けられ、乱数をタブレットに表示する仕組み
決済時の流れ■オペレータは、タブレットから得た乱数を、クレジットカード番号の代わりに受注システムに入力する
■受注システムは、乱数を使ってクラウドにアクセスする
■クラウド側では、乱数をクレジットカード番号に変換して決済処理を行う
価格個別見積もり
発表日2017年12月18日(永久トークン非保持化サービス)
提供開始日2018年3月(永久トークン非保持化サービス)