5339枚――。10月末、「Money20/20」と呼ぶ金融イノベーションに関するイベントなどの取材のため、米国へ出張に行きました。冒頭の数字は仕事のために、デジタルカメラで撮影した写真のトータル枚数です。

タイムゾーン設定を変更せずに米国出張で5339枚もの写真を撮影してしまった筆者
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 持って行ったカメラは、巨大な会場でも後方から登壇者の顔を確実に押さえるための20倍ズームレンズを備えた高倍率タイプ、そしてスクリーンに投影されたプレゼン資料を手早く押さえるためのコンパクトタイプの2台。5339枚にはiPhoneで街の光景などをメモ代わりに撮ったものも含みますが、出張は9日間でしたから、1日当たり600枚近くシャッターを切ったことになります。

 実は帰国後、珍しくデジカメの設定を間違ったまま使っていたことに気づきました。タイムスタンプとして撮影場所の日付や時刻を記録する際に使われるタイムゾーンの情報を、東京から変更し忘れたのです。おかげで、日時を手掛かりに目的の講演の写真を次々セレクトしていく過程で、なぜか見当違いの講演の写真ばかりヒット。初めて自分のミスに気づきました。

 写真データに含まれる、日付や位置情報など補足的な情報を保存する「Exif」を一括変更すればいいのでしょうが、会社のパソコンに勝手にExif変更のためのフリーソフトなどを入れるわけにいきません。原稿の〆切が迫る中、5000枚以上の中からめぼしい写真を10枚ほど選ぶだけの作業でしたが、無駄に手間ばかりかかってしまい冷や汗をかきました。

 こうしたタイムゾーンの手動変更は、写真をすべてスマートフォンで撮っておけば不要だったのでしょう。スマホは旅行先や出張先の海外に到着したら、自動でタイムゾーンを変更してくれますから。画面に表示する時計はもちろん、カメラで撮影した写真のタイムスタンプもタイムゾーンを現地に合わせてくれます。いいわけがましいですが、私も最近はそれに慣れているからこそ、デジカメの設定をし忘れたようです。昔は飛行機が目的地に着いたら、すかさずタイムゾーンを変える所作が身体に染みついていたはずなのですが……。

BLEでスマホと常時接続するデジカメがあったなんて

 「なぜスマホが当たり前にできていることを、今どきのデジカメがまねできないのか。GPS(全地球測位システム)や近距離無線通信のBluetoothなどを搭載しているし、なんとかなるんじゃないの」。そんな素朴な疑問を抱えて都内にある大型家電量販店のデジカメ売り場を一度訪れてみました。片っ端から各メーカーから来ているであろう販売応援の担当者を捕まえて疑問をぶつけたところ、1社だけ「うちのデジカメを買っていただければ、その件は解決できますよ」と胸張るではないですか。

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