秋はiPhoneの季節である。2016年は、9月16日にiPhone 7/iPhone 7 Plusが発売された。毎年この時期になると「新型のiPhoneにどんな機能が搭載されるか」「大きく変わるのは何か」といったニュースが飛び交うようになる。

 筆者は大学生のころにスマートフォンを持つようになった。最初に購入したのがiPhoneである。それからiPhone以外のスマホを使ったことは無い。特に不便さを感じたこともなく、落として画面が割れてしまってひびだらけになっても、使い続けたものだ。

 「驚きが少なくなった」。新型iPhoneが発表されるたびに、こうした評価を聞くことが多くなった。iPhone 7/iPhone 7 PlusはFelicaに対応し、防水防塵性能を備えている。イヤホン端子も無くなった。

iPhone 7では防水性能などを追加した
(出所:アップルのWebサイト)
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 こうした機能追加があっても「驚きが少ない」と評価されるのは、ユーザーによる期待の高さの表れだと考えている。ちなみに筆者は、iPhone 5からiPhone 6に買い替えたときに、そこまで大きく変わったようには感じなかった。

 「iPhoneはスティーブ・ジョブズ氏がアップルを創業したときの精神を、最高の形で反映した製品だ」。こう話すのは、元アップルコンピュータのCEO(最高経営責任者)を務めたジョン・スカリー氏だ。

 ワークスアプリケーションズが9月28日~29日に開いたイベントに来日していた際に、ジョン・スカリー氏にインタビューする機会を得ることができた。

 「このまま一生砂糖水を売り続けたいのか、それとも私と一緒に世界を変えたいのか(Do you want to sell sugared water for the rest of your life, or do you want to come with me and change the world?)」。ペプシコーラのCEOを務めていたスカリー氏に、ジョブズ氏がこう言ったとされるエピソードは有名で、様々な場面で引用されている。

 一方でスカリー氏は、ジョブズ氏を主要な職務から退任させ、結果的にアップルコンピュータから去るきっかけを作ったとされることでも有名だ。

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