人工知能(AI)は人間の仕事を奪うのか。この話題は日本に限らず世界的に長く注目を集め、多くの調査結果が登場している。

 AIやロボットなどの自動化技術により、2027年までの10年間で全世界で2470万個の職が失われる──。調査会社の米フォレスター・リサーチは2017年4月、こうした予測を発表した。全ての職業のうち、17%が奪われる計算だ。

 一方でフォレスターはこれらの自動化技術により、2027年までに1490万の新たな職が生まれると予測している。これは全職業の10%に当たる。同社はAIなどが「労働者を完全に置き換えるというよりも、新たな職を生み出したり、既存の職業の形を変えたりして労働の在り方を変容していく可能性がある」と指摘する。

2028年までに多くの雇用を生み出す新たな職業

 AIが将来的に、新たな職業や雇用を生み出すことは十分あり得る。ただ現時点で、新たな職業がどのような姿になるのかをイメージするのは難しい。そこでヒントになりそうなのが、ITコンサルティング会社の米コグニザントが2017年11月に公表した「21 Jobs of the Future」というレポートだ。

「21 Jobs of the Future」のWebサイト
出所:米コグニザント
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 このレポートでは5年後の2023年と10年後の2028年を想定して、AIをはじめとする先端技術が契機となって登場する可能性のある21の新たな職業を示している。それぞれの職業に関して、「当社はこんな人材を募集している」という概略や責任範囲、必要なスキル・学歴などを求人広告風に説明している。

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