フィリップス・ジャパンとソフトバンクは2017年12月5日、協業したと発表した。ヘルスケア分野において、IoT(インターネット・オブ・シングズ)や人工知能(AI)などを活用したシステムの開発に共同で取り組み、実証実験を順次開始する。

 同日、フィリップス・ジャパンは2018年度の事業戦略説明会を開催し、堤浩幸代表取締役社長がソフトバンクとの協業の目的を明らかにした。「ヘルスケアに直接関係する部分の当社の知見に、それ以外の部分、例えばセキュリティに関するソフトバンクの知見を組み合わせたい」(堤氏)。ただし、協業する内容の詳細、開発するシステムの具体的な内容などは未定という。

フィリップス・ジャパンの堤浩幸代表取締役社長
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 さらに、フィリップスグループが運営するIoTプラットフォーム「HSDP(HealthSuite Digital Platform)」向けのアプリケーション開発にも、ソフトバンクの力を堤氏は期待する。HSDPは、IoTデバイスのデータを集約し、データを生かしたヘルスケア関連のサービスを提供するためのクラウド。2017年12月時点では、国内でHSDPに対応する製品は、フィリップスのBlootooth対応歯ブラシなどに限られる。

 そこでフィリップスは、ソフトバンクなどパートナー企業のアプリケーションとHSDPの連携を推進し、IoTプラットフォームとしての魅力を高めたい考え。ソフトバンク以外にも幅広くパートナーを増やしていく方針である。