広告配信システムを提供するディマージシェアは2017年11月28日、人工知能(AI)を活用した新クラウドサービス「AI Cloud」に関する説明会を開いた。「Creative Match」「Social Media Analytics」「Creative Analytics」の3製品。9月以降に順次発売した新サービスである。

 説明会で同社の大内慎社長は「これまで提供してきた広告配信システムで培ったノウハウにAI技術を組み合わせ、付加価値のあるサービスを提供していく」と方針を話した。

ディマージシェアの大内慎社長
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 Creative MatchはWebページの画像に広告を重ねて表示する「イン・イメージ広告」を配信するためのサービス。画像や前後のテキストをAIで学習し、Webページの意図に合致した広告を表示する。例えば高級車の画像に高級ゴルフクラブの画像を小さく重ねて配信する。Webメディアを運営する企業や広告代理店の導入を見込む。

 Social Media AnalyticsはTwitterなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿された文章や画像をAIで分析するサービスだ。自社製品の評判や利用場面、影響力のあるユーザーを見つけ出したい企業に結果を提供する。企業のマーケテイング部門や商品開発部門での活用を想定する。

 Creative AnalyticsはWebページの広告画像と広告運用結果をAIに学習させ、運用結果と相関のある画像の構成要素や内容を分析する。広告主は広告効果の高い色使いやデザイン、画像内テキストの配置を効率的に選べる。従来は分析担当者ごとにばらつきがあった。

 これらの製品は他社が提供する複数のAIサービスと同社が独自開発した機能を組合せて実現した。数社が試験導入中という。