日本ヒューレット・パッカード(HPE)は2017年11月22日、ストレージ機器の予測分析サービス「HPE InfoSight」を2018年1月に提供すると発表した。同社の「HPE Nimble Storage」の状態データをInfoSightのサーバーに蓄積し、機械学習によって故障予測などが可能な人工知能(AI)を構築。ユーザーに容量不足や故障の可能性を通知する。

ストレージ機器の予測分析サービス「HPE InfoSight」の管理画面
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 HPE InfoSightは、米ヒューレット・パッカード・エンタープライズが11月1日に買収を完了したストレージベンダーの米ニンブル・ストレージの運用管理サービスがベース。ストレージ機器のCPU使用率や入出力性能、電源電圧、温度に加え、VMwareの仮想環境の計測データを収集。入出力性能や容量の不足、故障の予兆を判別するAIを構築し、顧客に対して警告する。

 11月13日に国内発売した「HPE Nimble Storage」のユーザーは無償で利用できる。HPEの3PARシリーズのストレージでも利用可能だが、初期リリースでは予防保守サポートなどの機能が実装されない。

InfoSightによる運用管理が可能な「HPE Nimble Storage」
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 HPE Nimble Storageの価格はオールフラッシュの「AF」シリーズが946万200円から、フラッシュとHDDのハイブリッドの「CS」シリーズが570万8800円から、アーカイブに特化した「SF」シリーズが144万78300円から(いずれも税別)。99.9999%の可用性を保証し、年間ダウンタイムが31.536秒を超えた場合は1カ月分、600秒超で3カ月分の保守料金を割り引く。11月30日から同社のProLiantサーバーとNimble Storage、VMwareまたはMicrosoft Hyper-Vを組み合わせた「仮想化HAスターターパック」を500万円程度で販売する。

 今後はハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)製品の「SimpliVity」など、他のストレージ製品もInfoSightに対応させる予定。「サーバーについては具体的な検討を始めている」(日本ヒューレット・パッカードの本田昌和ハイブリッドIT製品統括本部長)という。

HPEのストレージ製品。Nimble Storageや3PAR以外の製品もInfoSightに対応させていく
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