セールスフォース・ドットコムは2017年11月21日、企業における各種プロジェクトなどチーム作業の生産性を高める「Quip コラボレーションプラットフォーム」を提供開始すると発表した。

 同社が2016年8月に買収した米Quip社のリビングドキュメント共有ツール「Quip」に、カレンダーや進捗管理などのアプリケーションを組み込める「Live Apps」機能を追加し、クラウド型のプラットフォームとして提供する。価格は「Quip Businesライセンス」が1ユーザー当たり月額1200円(税別)、Salesforceの顧客管理機能などと連携できる「Enterpriseライセンス」が1ユーザー当たり月額3000円(税別)。

 セールスフォース・ドットコムの本社で開かれた説明会では、冒頭、同社のマーケティング本部 プロダクトマーケティング シニアディレクターの御代茂樹氏が、「セールスフォース・ドットコムでは、第4次産業革命のための『Customer Success Platform』を提唱している」と説明。これは、セールスやサービス、マーケティングといったビジネスプロセスにおいて、各プロセスの生産性を高め、連携させるための基盤だ。この基盤を提供していくにあたって、「重要視されているのがビジネスプロセスにおける協業、つまりコラボレーションの生産性向上だ」(御代氏)。

セールスフォース・ドットコム マーケティング本部 プロダクトマーケティング シニアディレクターの御代茂樹氏(撮影:下玉利 尚明、以下、同じ)
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 これまでも多くの企業では新製品や新サービスの開発において自社内の他部門や他社などとの協業が実践されてきた。御代氏は「これまでのような単なる協業ではなく、コラボレーションに対する期待が変化している」と指摘。従来であればパワーポイントやワードのデータなど静的なファイルを共有し、メールでやり取りしながら協業が進められるケースが多かった。

 しかし現在では、チーム内でそれぞれのメンバーが編集しても常に最新のドキュメントが保たれる「リビングドキュメント」を共有でき、チャットによるリアルタイムのコミュニケーションが可能なツールが求められているという。つまり、「誰が修正したといった履歴が会話も含めてドキュメントに残せて、しかも、スマートフォンやタブレット端末などマルチデバイスで活用できる機能」が必要とされている。

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