クラウド専門のシステム開発やコンサルティングを手がけるアピリオは2017年11月20日、米セールスフォース・ドットコムの業種特化型のアプリケーション開発プラットフォーム「Salesforce Lightning Bolt」を応用したアプリケーションの国内提供を開始すると発表した。

 提供するアプリケーションは4種類。小売業やフランチャイズ制を敷く企業向けのコミュニケーションツール「Retail & Franchise Communications Lightning Bolt」と販促情報の作成・管理ツール「Retail & Franchise Promotion Management Lightning Bolt」、従業員間の連携支援などを目的とした「Employee Community and Social Intranet Lightning Bolt」、医療機器の発注支援ツール「Medical Device Ordering and Sales Lightning Bolt」である。

 アピリオが同日開催した発表会では、1つめのRetail & Franchise Communications Lightning Boltを主に紹介した。同ツールは、小売業の本支店間や、フランチャイズ制を敷く企業の本部-加盟店間のコミュニケーションを支援するもの。チャットツールや新着情報などを配信するツールなどを統合し、支店の従業員、エリアマネジャーといったユーザーごとに合ったインタフェースで提供する。アプリの利用料金は個別見積もり。

従業員などにとっての「使い心地」で差異化を狙う

 同種のツールは国内IT企業も展開する。アピリオの渡邉崇代表取締役社長は競合他社と差異化するポイントとして、「Salesforceの各種ツールとの連携しやすさと、従業員などにとってのエクスペリエンス(体験、使い心地)を追求する点」を挙げる。前者については例えば、CRM(顧客関係管理)ツールの「Sales Cloud」でユーザー企業が蓄積したデータを取り込み、表示させるといったことが簡単に実現するという。

アピリオの渡邉崇代表取締役社長
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 後者の従業員などにとってのエクスペリエンスについては、米アピリオが独自にまとめた、エクスペリエンスの向上につながる観点を取り入れてシステム開発を実施することで実現するとしている。「従業員などにとってのエクスペリエンスが高めれば、従業員はシステムを効果的に使いこなす。それによって顧客に提供するエクスペリエンスの質も高まり、顧客が満足することで従業員のエクスペリエンスも高まる好循環が生まれる」と渡邉氏は話す。