米グーグルの日本法人は2019年に日本法人本社を現在の六本木から渋谷に移転すると発表した。グーグルの持ち株会社である米アルファベットの最高財務責任者(CFO)であるRuth Porat氏が2017年11月17日に都内で会見し明らかにしたもの。2010年に六本木ヒルズに移転して以来、9年ぶりに渋谷に復帰することになる。

グーグル日本法人の本社が入居する予定の「渋谷ストリーム」(建設中)
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 「Googleさん、ようこそ渋谷にお帰りなさい」――。会見に同席した東急電鉄の野本弘文社長はグーグル日本法人の渋谷復帰を喜んだ。渋谷区長の長谷部健氏も「『違いを力に変える街』という渋谷区のポリシーとにグーグルはマッチするのではないか」とビデオメッセージで歓迎の意向を表明した。

 移転先となるのは、渋谷駅周辺の再開発に伴い東急電鉄などが建設を進めている「渋谷ストリーム」。東急東横線の旧渋谷駅ホーム跡地に建設中の地上35階地下4階のビルだ。2010年までグーグル日本法人の本社があった渋谷セルリアンタワーとはJRの線路を挟んだ反対側となる。新本社は現在の2倍以上の人材を収容可能な規模で、「コラボレーションが欠かせないイノベーションを生かしたデザイン」(Porat氏)になるという。

渋谷ストリーム周辺のジオラマ模型の横に立つ米アルファベットの最高財務責任者(CFO)であるRuth Porat氏(左)、東急電鉄の野本弘文社長(中央)、グーグル日本法人のPeter Fitzgerald代表(右)
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 また、日本のイノベーターを増やすことを目指し、特定非営利法人「みんなのコード」と提携を発表した。グーグルが支援することで、まずは2000人の教員に対してプログラミング教育を指導し、それらの指導を受けた教員が周りに広めることで、最終的に全国200万人の小学生がプログラミングに触れられることを目指す。これにより、「将来はテクノロジーの仕事に就きたいと思える人を輩出したい」(Porat氏)と狙いを語る。

■変更履歴
記事掲載当初、2番目の写真でPeter Fitzgerald氏の会社名を「グーグル」としてましたが、正しくは「グーグル日本法人」です。お詫びして訂正します。記事は修正済みです。 [2017/11/17 15:30]