米Salesforce.comと米Googleは2017年11月6日(米国時間)、クラウドサービスに関して戦略提携すると発表した。Salesforceが自社サービスのITインフラに「Google Cloud Platform(GCP)」を採用するほか、両社のSaaS(Software as a Service)同士でデータ連携などを実現する。

写真●米GoogleのTariq Shaukat氏と米Salesforce.comのMike Rosenbaum氏
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 Salesforceは2016年に「Amazon Web Services(AWS)」を「Preferred Public Cloud」に採用し、カナダやオーストラリアでAWSの使用を開始している。今回SalesforceはAWSに加えてGCPをPreferred Public Cloudに採用した。SalesforceのRyan Aytay氏は「AWSとの関係に変更は無い」と語り、AWSとGCPを併用する見解を示した。どの国・地域でGCPを使用するかについては未定としている。

オンラインとオフラインのデータを統合して分析

 SalesforceのSaaSとGoogleの「G Suite」が連携することで、CRM(顧客関係管理)である「Salesforce CRM」のデータをGmailで参照できるようになったり、UI(ユーザーインタフェース)プラットフォームである「Salesforce Lightning」を使って開発したSalesforceの画面に、GmailやGoogle Sheetsを埋め込めるようになったりする。

 SalesforceのSaaSとGoogleの「Google Analytics 360 Suite」が連携することで、Google Analyticsで管理するオンラインのユーザー行動データを「Salesforce Marketing Cloud」に取り込んだり、「Salesforce Sales Cloud」で管理するオフラインのユーザー行動データをGoogle Analyticsに取り込んで、オンラインとオフラインのユーザー行動を統合的に分析したりできるようになる。

 SalesforceのCRMアプリケーション担当Executive Vice PresidentであるMike Rosenbaum氏は「数百万人以上が利用するSalesforceとGoogleのアプリケーションが連携することで、ユーザーの生産性やエクスペリエンス(体験)を大きく改善できる」と語った。

■変更履歴
当初記事で発表時期を7日(米国時間)としていたのは、6日(米国時間)の誤りです。お詫びして訂正します。 [2017/11/07 19:50]