地図情報サービスを提供するオランダのトムトムインターナショナルとゼンリン、ゼンリンデータコムの3社は2017年10月27日、日本国内での協業に合意したと発表した。ゼンリンは保有する地図情報とトムトムの交通情報や分析技術を組み合わせて、企業向けに地図情報を配信するサービスを開発する。

 「SIMカードを搭載する端末5億台分のデータを5秒おきに分析し、交通情報を更新できる点に、トムトムの優位性がある」。同日に開催した発表会で、ゼンリンデータコムの清水辰彦社長は協業への期待をこう話した。

左から、ゼンリンの藤沢秀幸第二事業本部長、オランダのトムトムインターナショナルのアントワン・サウサーAutomotive事業部Managing Director、ゼンリンデータコムの清水辰彦社長
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 ゼンリンが開発する新しいサービスの仮称は「Zenrin Live Map」。2018年中に販売する予定だ。

 トムトムが保有する交通ビッグデータや分析技術を使って、Zenrin Live Mapは渋滞や工事の状況をよりリアルタイムに反映した経路探索などを提供する。自動車や物流、携帯電話会社といった顧客を主なターゲットにするという。

「Zenrin Live Map」のサービス概要
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