パブリッククラウド上にスーパーコンピュータ(スパコン)環境を自動的に構築するサービスを手掛けるベンチャー企業のエクストリームデザインは2017年10月20日、3億円強の資金を調達したと発表した。以前から同社に出資するフリービットインベストメントとベンチャー投資ファンドのWiLの2社を引き受け先とする第三者割当増資を実施した。エクストリームデザインは調達した資金で米国に拠点を開設し、米国市場に本格進出する。

 3億1290万円を新たに調達した。WiLが大半を出資し、フリービットインベストメントは継続支援のために一部を追加出資した。エクストリームデザインの資金調達総額は4億1000万円強に達した。

 新たに調達した資金は米国拠点の開設と研究開発に振り向ける。米国と欧州で販売代理店と契約済みだったが、ある米国企業から「本格導入に向け米国に拠点を設けてほしい」と要請されたことが米国進出の後押しになった。米国でトップクラスのスパコンアーキテクトも採用する計画だ。

 エクストリームデザインのクラウドサービス「XTREME DNA」は、自らスパコンを所有しなくてもスパコンと同程度の性能を持った大規模な計算基盤を使って、手軽に数値解析やデータ分析、機械学習などを実行できるようにするもの。利用者としてあらゆる産業の企業や研究機関を想定する。既に複数の国内企業がエクストリームデザインのサービスを採用しており、2017年に5000万円の売上高を目指している。同社の柴田直樹最高経営責任者(CEO)は売上高について「来年は2倍、再来年はさらに2倍にしたい」と意気込む。

エクストリームデザインのクラウドスパコン構築ソフトの画面
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