NTTセキュリティは2017年9月20日、工場やプラント、電力、ガスといった産業制御システム向けのセキュリティ対策サービス「IT/OT(Operational Technologies)統合セキュリティサービス」を始めたと発表した。南アフリカのディメンション・データ、NTTコミュニケーションズ、NTTデータをはじめとしたNTTグループの事業会社を通じて提供する。

 IoT(インターネット・オブ・シングズ)であらゆるモノがネットワークにつながり、産業制御システムも対象に広がりつつある。だが、その一方で、イランの原子力施設の制御システムを停止したことで知られる「Stuxnet」、ウクライナの送電施設の攻撃に使われた「CrashOverride」のように、標的型攻撃(マルウエア)による重要インフラの被害も顕在化してきた。最近では「WannaCry」や「Petya」といったランサムウエアにより、世界的な規模で被害が発生した。

 そこでNTTセキュリティは、既存のITシステムだけでなく、産業制御システムもカバーする対策サービスを用意した。産業制御システムを構成するコンポーネントとそのリスクを見える化し、対策のコンサルティングから、侵入検知/防止システムによる常時監視、攻撃の予兆検知/分析/遮断までを提供する。料金は個別見積もり。

NTTセキュリティが提供する産業制御システム向けの対策サービスの概要
出所:NTTセキュリティ
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IT/OT統合セキュリティサービスの内容。CSはコンサルティングサービス、MSSはマネージドセキュリティサービス
出所:NTTセキュリティ
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