デルとEMCジャパンは2017年9月8日、報道関係者向けにサポートサービスの統合状況に関する説明会を開いた。企業向け製品の利用者に両社の技術担当者が運用を含めたシステム全体の最適化を提案する統合サービスを、2017年11月以降に投入するとした。

 2016年9月7日(米国時間)に米デルが米EMCの買収を完了してから1年が経った。日本ではデルとEMCジャパンは別会社のまま存続し、顧客の業種や分野別で担当領域が重複しないように事業を展開している。サポートサービスは「電話対応などの窓口は一本化したが、その後の対応は両社の既存の体制を生かしながら、徐々に統合を進める方針を掲げている」(デルの高橋歩サービスビジネス営業統括本部長)という。

デルの高橋歩サービスビジネス営業統括本部長
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 両社は2017年8月、ハードウエアやソフトウエアのサポートサービスのブランドを「ProSupport」に統一。2017年11月以降はハードウエアの設置・導入などのサービスもブランドを「ProDeploy」に統一する。両社が「戦略製品」(高橋本部長)と位置付けるハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)については、2017年8月にサポート体制を強化した。これまで国内でサポートを受け付けた後は海外拠点で対応していたものを、「初期対応や解決策の提示などを日本のエンジニアが対応するよう変更した」(同)。

 2017年11月以降、両社の企業向け製品を多く利用する企業に向けて、新しい統合サービスである「ProSupport One for Data Center」を提供する。デルの「TSM(テクノロジー・サービス・マネジャー)」とEMCの「SAM(サービス・アカウント・マネジャー)」といった「技術に詳しい担当者が個々のハードウエア単位ではなく、システム全体の最適化に関して助言する」(同)。既に数社から採用の要望を受けているという。

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