VAIOは2017年8月1日、都内で経営方針説明会を開催し、7月に会社設立から3周年を迎えた同社について、中国市場への進出やVRソリューション事業への参入など新たな事業戦略を発表した。

 説明会には6月15日に新しく社長に就任した吉田秀俊氏が登壇した(写真1)。「30年近く海外営業の経験を積んできた。4社目となるVAIOではハンズオンの経営を中心に細かいところまで目配りする。ものづくりの原点から、経営を高所から見るだけでなく一緒に汗をかいて盛り上げたい」と自己紹介した。

写真1●VAIO 代表取締役社長の吉田秀俊氏
(撮影:山口 健太、以下同じ)
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 「Windows以前のDOS時代からITに馴染んでおり、自作のPCも12台目になる。VAIO社長のオファーを受け非常に光栄だ」(吉田氏)と語った。

3年間で法人向けPC体制やEMS事業を立ち上げ

 最初に吉田氏はVAIOという会社について、「製品と社名が同じVAIOであることから、企業価値を高めるにはVAIOブランドの価値を高めることが重要だ」と語った。

 次に過去3年間のVAIOの実績を振り返り、「PC製品の絞り込み」「製販一体の会社機能と法人向け体制の整備」「EMS事業の立ち上げ」に成功したことを高く評価した。

法人向けPCについては、「VAIOといえばB2Cのブランドというイメージがあったが、この3年間で法人向けの営業体制や保守体制が充実した。最終黒字のキーファクターのひとつだ」(吉田氏)と振り返った(写真2)。

写真2●法人向けを強化し、VAIO=B2Cのイメージを払拭
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 法人向けPC販売は倍増したという(写真3)。「PC市場は6:4ぐらいの割合で法人主体に変わりつつある。B2CはスマホやタブレットによるPC離れもあるが、法人向けはクラムシェルPCの需要が高い。カスタマイズ需要も安曇野工場で臨機応変に対応できている。モチベーションが上がるなどの理由で指名買いも多い」(吉田氏)と語った。

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