産業用ドローンを手がけるスカイロボットは2017年7月5日、赤外線カメラ付きのヘッド・マウント・ディスプレイ(HMD)「Boson/スカイスカウターIR」を発表した。暗視が可能な超小型赤外線カメラを搭載しつつ、頭に装着する機材の重量を285gに抑えた。警備や警察・消防などでの採用を狙う。同年8月上旬に発売する。

発表会場をBoson/スカイスカウターIRで撮影。スカイロボットの貝應大介社長が実演してみせた。
[画像のクリックで拡大表示]

 Boson/スカイスカウターIRは、1円玉大の超小型赤外線カメラ「Boson」を搭載する単眼型のHMD。Bosonで撮影した赤外線画像を付属のスティックPCを通じてHMDで表示する。Bosonは小型ながら毎秒60フレームの撮影が可能。使用可能温度が-40~80度と広く、消防やプラントなどの過酷な状況下でも対処できるという。HMDの表示解像度は1280×780ドットで、視界をふさぐ非透過型と外の景色が見える透過型の両方に対応する。

Boson/スカイスカウターIRの装着イメージ。警備や警察・消防での採用を狙う。
[画像のクリックで拡大表示]

 価格は39万5000円(税別)。頭部に装着するディスプレイ部のほか、ディスプレイを制御するコントロールボックス、動画像の入出力を担当するスティックPCと外付けバッテリーのセット、リモコン、専用の再生/赤外線解析ソフトが付属する。重さはカメラ付きHMD部が285g、コントロールボックスが190g、スティックPCとバッテリーが242g、リモコンが9.6g。

 スカイロボットは、太陽光パネル点検用のドローンシステムやドローン向けの赤外線カメラを主力事業とする。Boson/スカイスカウターIRは初年度1000台の出荷を見込む。Boson/スカイスカウターIRを皮切りに、今後はBoson搭載のドローンなどの製品開発を進める。