NTTコミュニケーションズは2017年7月3日、IoT(Internet of Things)向けに月100円から利用できるモバイルデータ通信サービス「100円SIM」の提供を始めたと発表した。SIMカードを含めた初期費用は回線当たり500円。月100円に含まれる通信量は1Mバイトで、超過した場合は1Mバイト当たり100円を徴収する。IoTで使いやすくするため、機器が実際の通信を開始するまで課金しないようにした(契約後、最大11カ月間まで)。

 NTTコミュニケーションズが企業向けに展開する「Arcstar Universal Oneモバイル グローバルM2M」のメニューとして新たに追加した。企業は「100円SIM」を活用して各種センサーやデバイスの管理データを収集。閉域網(Arcstar Universal One)を介して自社のサーバーをはじめ、米アマゾン・ドット・コムの「Amazon Web Services(AWS)」や米マイクロソフトの「Microsoft Azure」、NTTコミュニケーションズの「Enterprise Cloud」などのクラウドサービスにデータを保存できる。同社のIoT基盤「Things Cloud」と連携したデータ分析・管理も可能である。

NTTコミュニケーションズの「100円SIM」の利用イメージ
出所:NTTコミュニケーションズ
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 100円SIMでは、管理者向けのポータルサイトを用意する。個々のSIMカードの通信量を確認できるほか、利用と休止の切り替え、通信量がしきい値を超えた際のアラート設定なども可能である。APIも公開するため、企業は自社システムと連携させることで管理を自動化できる。このほか、米国や中国、欧州、アジアといった海外でも使える点が特徴。一部を除き、複数の携帯電話事業者と接続しており、圏外や障害などで通信できなくなってもローミング先を切り替えることで通信を継続できるとしている。