日本カードネットワークが運営するクレジット決済ネットワーク「CARDNET」で2017年4月15日、クレジットカードの決済がしづらくなる障害が発生した。原因はCARDNETの拠点内におけるL3スイッチの故障。影響のあった取引件数などは「調査中」(日本カードネットワーク)としている。

日本カードネットワークのWebサイト。トップページに今回の障害に関するお詫びを掲載している
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 障害が発生したのは午前11時8分。複数あるCARDNETセンターの拠点のうち1つで、2重化してあるL3スイッチの一方が故障した。もう一方のL3スイッチに影響はなく処理を続行したが、「1系統にトラフィックが集中したことで輻輳が起きた」(日本カードネットワーク)。

 同拠点を経由するクレジット決済が滞り、CARDNETの決済網を利用する加盟店やオンラインショップなどで取引を完了できないケースが発生した。その後、故障の起きたL3スイッチを交換してシステムを再起動し、午後5時18分に復旧した。

 CARDNETはクレジットカード会社と加盟店を結ぶクレジット決済のネットワークの一つで、接続するカード会社は93社、決済端末は全国に約63万台ある。CARDNET経由で2015年度に決済されたトランザクション件数は約113億件。ピーク時には1カ月に10億件のトランザクションを処理している。

 今回の障害を巡っては、ジェーシービー(JCB)や三菱UFJニコスなど複数のカード会社もほぼ同時刻にクレジット決済が一部できなくなっていたと表明しているほか、東日本旅客鉄道(JR東日本)は指定席券などのネット予約サービス「えきねっと」で新規予約や変更、払い戻しなどが11時ころから18時30分ころまでできなかったとしている。