デルとEMCジャパンは2017年2月17日、エンドユーザーが簡単に仮想サーバーを作成・調達できるIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)型のクラウド構築基盤製品を発表した。仮想化基盤にハイパーコンバージドインフラストラクチャー製品の「Dell EMC VxRail」を使い、クラウド運用基盤を構築・提供する製品サービス「Dell EMC Enterprise Hybrid Cloud(EHC)」と組み合わせてパッケージ化した。2017年3月31日から出荷する。

Dell EMC VxRailの外観
(出所:デル、EMCジャパン)
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 EHCはクラウド運用環境を構築してアプライアンス機器として納入する製品サービスである。仮想サーバー基盤をベースに、運用を自動化する機能や、エンドユーザーがセルフサービス型で仮想サーバーを調達するポータル機能などを含めて提供する。プライベートクラウドだけでなく、パブリッククラウドを含めて仮想サーバーの作成や管理が可能という。

 EHCのメリットの一つは、エンドユーザー自らが簡単に仮想サーバーを作成して調達できること。エンドユーザーにとってITサービスの利便性が向上する。一方で管理者は仮想サーバーの作成・調達に伴う運用負荷を軽減できる。

 EHCはこれまで、VblockやVSPEXといった垂直統合システムを仮想化基盤として利用してきた。今回、ハイパーコンバージドインフラ製品のVxRailを仮想化基盤として使ったパッケージを商品化した。VxRailは分散ストレージソフトのVMware vSANを使ったスケールアウト型の仮想化基盤である。小規模からのスモールスタートが可能で、必要に応じて性能や容量を拡張できる。

 VxRailとEHCを組み合わせた価格(税別)は以下の通り。フラッシュストレージとハードディスクのハイブリッド型の場合、「VxRail P470」が7212万8000円から。オールフラッシュ構成の場合、「VxRail P470F」が8993万6000円から。いずれも、VMware vCloud Suite、VMware vSAN、VMware NSX、Avamar Virtual Edition、Connectrixネットワークスイッチの構成となる。