NTTは2018年2月9日、2017年4~12月期連結決算(米国会計基準)を発表した。売上高は前年同期比4.3%増の8兆7220億円、営業利益は同0.1%増の1兆3196億円と増収増益だった。売上高、営業利益ともに過去最高。年間計画に対して順調に進捗しており、1兆5900億円の営業利益予想に対し、「1兆6000億円の大台に乗せるものと考えている」(鵜浦博夫社長)とした。

前年同期比で見たセグメント別の状況
出所:NTT
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 セグメント別で見ると、地域通信事業が前年同期比で748億円の減益となったが、減価償却方法の見直しに伴う後年度負担軽減策としてメタルケーブルの有姿除却を10~12月期で実施したためで計画通りとする。長距離・国際通信事業はNTT Americaでのれんの減損処理を実施したものの、前年同期にディメンションデータとNTTセキュリティで実施した減損処理の反動もあり、580億円の増益だった。移動通信事業とデータ通信事業も順調に推移している。

 2019年3月期も好調を維持し、増収増益を確保したい考え。成長ドライバーはクラウドを中心とした海外事業。「国内事業は大きな増収を見込めないため、引き続きコスト削減で利益を確保し、海外事業の増収増益で達成を目指す」(鵜浦社長)とした。