ソフトバンクは2017年2月9日、都内で開催した「Pepper World 2017」の2日目の基調講演で、IoTとロボットの関係について最新情報が語った。

 基調講演には、英ARM Holdings Vice President Worldwide Marketing and Strategic AlliancesのIan Ferguson氏と、ソフトバンクロボティクス 事業推進本部長の吉田健一氏が登壇した(写真1、2)。

写真1●英ARM Holdings Vice President Worldwide Marketing and Strategic AlliancesのIan Ferguson氏
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写真2●ソフトバンクロボティクス 事業推進本部長の吉田健一氏
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 最初にFerguson氏は、「ARMがソフトバンクの一員となったことに興奮している。IoTは1年や2年で買い換えるスマホとは異なり、もっと長いスパンで使われる。長期的にアップグレードしていくことが重要だ」と切り出した。

 その中でARMが果たす役割としては、「さまざまなシステムのビルディングブロックを世界に提供していく。システム・オブ・システムズの考え方が重要だ。例えば医師による手術を効率化するには、信号機や渋滞といった交通情報と連携し、医師がどこにいて、病院の手術室はどこが空いているか、といった情報を連携しなければならない」(Ferguson氏)と例を挙げた。

 特に重要なのが、エンドポイントにインテリジェンスを持たせることだという。「IoTにおけるエンドポイントは将来は数兆個に達する。全てのデータをクラウドに入れることはできなくなり、エッジの方にインテリジェンスを押し出す必要がある」(Ferguson氏)と指摘する。

 ARMはこうしたインテリジェンスを、農業やヘルスケアなど幅広い市場に向けて提供しているとした。具体的には米カリフォルニア州オークランドの例を挙げ、「街灯にマイクを搭載し、銃声を検出すると警察や救急車が送り込まれるシステムが実現している」(Ferguson氏)と紹介した(写真3)。

写真3●農業やヘルスケアなど幅広い分野にテクノロジーを提供
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