富士通は2017年2月7日、JavaやC#のWebアプリケーション開発フレームワーク「FUJITSU Software INTARFRM(インターファーム) Professional Edition」新版「V16」の販売を始める。3年ぶりのバージョンアップで、新たにCI(継続的インテグレーション)機能などを搭載。短納期と高品質を両立させる機能を拡充した。

 INTARFRMは複数のエディションがあり、今回は同社が「ライフサイクル重視型」と呼ぶ、設計から実装、テスト、デプロイ、保守運用までをカバーするProfessional Editionをバージョンアップした。同Editionは20年以上の歴史を持ち、富士通が自社のSI事業で使う標準ツールに位置付けるもの。直近3年間で150社、6000ライセンスを出荷したという。

 V16の新機能は大きく三つ。まずCI機能を搭載した。画面の自動テストとビルド、デプロイをスケジュールで自動化できるようにした。画面テストのシナリオは画面設計情報からひな型を自動生成し、テスト結果は自動的に保存する。繰り返しテストが容易になり、作業効率化と品質向上を同時に進められそうだ。

FUJITSU Software INTARFRM Professional Edition V16の機能概要
(出所:富士通)
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 CI機能として具体的に、CIツールの「Jenkins」やビルドツールの「Apache Maven」、サーバー設定ツール「Chef」、画面テストツールの「Selenium」といった各種オープンソースソフトウエア(OSS)をINTARFRMから設定・操作できるようにした。CI用のサーバーとOSSのインストールは必要だが、CIを使うためのスクリプト作成は不要。

 二つめの新機能は設計情報を格納するリポジトリーの拡充。画面レイアウトや画面遷移図、テーブル関連図、帳票などを新たに格納できるようにし、全体では格納する情報の種類を2倍に増やした。機能の追加・修正が発生した際の影響範囲調査をより速く、より精度高く実施できるようになるという。

 リポジトリーの設計情報はRESTを使って外部と入出力できるようにもした。INTARFRMは外部設計から使うことを想定して開発されているため、業務プロセス設計ツールなど、より上流工程で使うツールとの連携が進みそうだ。

 最後がWebブラウザーで設計ツールを利用できるようにしたこと。従来は独自ソフトが必要だった。

 価格は、設計支援機能が1ユーザー当たり10万円から、CI機能を付ける場合は同15万円から。開発支援機能がPC1台当たり10万円。開発したアプリを実行するには実行機能が必要で、プロセッサ当たり30万円から。富士通は2020年3月期までで累計3億円の売上高を目指す。