米国のベンチャー企業で、位置情報を活用した広告配信技術を展開するChalk Digitalの日本法人であるチョークデジタルは2018年2月1日、スマートフォンへの広告出稿を簡単化・自動化したプラットフォーム「Advertising as a Service(AaaS)」の提供を日本で正式に始めると発表した。

 2017年2月に日本法人を発足して1年間の間に、国内で実施した20業種100件以上の広告・販促キャンペーンのトライアル実績をもとにサービスを立ち上げた。日本で正式に始めるサービスは大きく3つある。

 一つが、誰でも簡単にスマホ広告を作成し配信できるツール「Chalk_spreAD」である。パソコンからログインして、慣れれば3分から5分程度で作業が完了するという。広告を配信する日時や予算、エリア設定など簡単な入力作業だけで、ターゲットとするエリア内のスマホに広告を配信できる。複数店舗を運営しているようなケースでは、複数ある店舗の周辺をピックアップして配信することも可能。バナーやランディングページ(ネット広告などのリンク先ページ)も簡単に作成できる仕組みも用意する。

 Chalk_spreADは、「様々な方法で位置を特定した広告配信が可能」「Facebookのインフィード広告を設定可能」「様々なデータを組み合わせた、より詳細なターゲティング配信が可能」「来店促進のためのクーポンを発行してWalletに保存可能」「店舗までの距離やクーポンの残枚数などをスマホのバナー広告に表示が可能」といった点が特徴という。さらに、広告が見られている場所をリアルタイムで表示できる機能なども備える。

広告が見られている状況を表示
(出所:チョークデジタル)
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 もう一つが、ロケーションデータを活用する「Chalk_SDK」である。例えば昼間は東京・神谷町にいて、朝に横浜で天気予報を見ていたとすると、横浜と東京・神谷町を行き来するスマホと推定できる。このように位置情報をマッピングできるので、昼間神谷町にいるこのスマホに対して、夜に戻ったときの横浜のレストランの空きを案内するといったことができる。

 このほか、キャンペーンやモニタリングで得たデータをクライアントごとに保管・活用できる「Chalk_Data_Locker」も用意した。

 同日、個人や小規模事業主向けサービスとして「Chalk_AD」を日本で初めて、実用レベルのものを開発したことも発表した。スマホアプリから簡単にモバイルバナー広告やランディングページを作成し、即座に出稿することが可能となる。今後、商用サービスの展開を目指す。

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