シャープは2018年1月31日、2017年度第3四半期(2017年10月~12月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比25.0%増の7142億円、営業利益は同57.8%増の297億円だった。売上高は4事業領域すべてで2桁の伸びを示し、利益は5四半期連続で前年同期を上回った。

会場からの質問に答えるシャープの野村勝明副社長
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 2017年度第1~3四半期の累計は、売上高が同22.7%増の1兆8294億円、営業利益が同3.7倍の703億円。通期予想は、売上高が同22.4%増の2兆5100億円、営業利益が同48.9%増の930億円である。

 同社の事業領域は、スマートフォンや家電などを含む「スマートホーム」、複合機などの「スマートビジネスソリューション」、電子部品やカメラモジュールなどの「IoTエレクトロデバイス」、液晶パネルや液晶テレビなどを含む「アドバンスディスプレイシステム」。スマートホームとアドバンスディスプレイシステムが増収増益と特に好調で、スマートビジネスソリューションとIoTエレクトロデバイスは増収減益だった。

 スマートホームは、第3四半期の売上高が同15.5%増の1489億円、営業利益が同3.6倍の106億円。スマートフォン「AQUOS R」やコードレス掃除機、洗濯機などが好調だったという。

 スマートビジネスソリューションは、第3四半期の売上高が同10.8%増の801億円、営業利益が同12.9%減の36億円。

 IoTエレクトロデバイスは、第3四半期の売上高が同34.8%増の1893億円、営業利益が同9.3%減の51億円。売上増は、スマートフォン向けのカメラモジュールの大幅な増加によるものだという。減益は価格の低下によるもの。

 アドバンスディスプレイシステムは、第3四半期の売上高が同28.2%増の3146億円、営業利益が同19.8%増の131億円。大手顧客向けのスマートフォンディスプレイパネルが減ったが、タブレットや車載向けの中型ディスプレイパネルが伸びた。中国をはじめとする海外の液晶テレビも好調だという。中国の液晶テレビ市場全体は伸び悩んでいるが、大型テレビを得意とするシャープの強みが生きたとする。