スタートトゥデイは2018年1月31日、プライベートブランド「ZOZO」で展開する衣料品の販売を開始した。同時に2017年11月に配送開始としていた体型を計測する「ZOZOSUIT(ゾゾスーツ)」の配送も始める。11月時点で予約をしていた利用者には、本日から順次発送。ただし、11月後半に注文した予約者は最大6カ月、それ以降の予約者には最大8カ月かかる可能性があるとした。

スタートトゥデイがプライベートブランド「ZOZO」で展開する衣料品の販売を開始
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 「ZOZO」ブランドで展開するのは、Tシャツとデニムパンツ。Tシャツの色展開は4色、デニムは3色。ゾゾスーツで計測したサイズを基に、オーダーメードのTシャツやデニムを約2週間で配送する。デニムは、ウエストの上下の位置を3センチ単位で選べたり、ヒップや足の長さも本人の好みに合わせて調整できたりする。Tシャツは1200円、デニムパンツは3800円で提供する。

 2018年1月31日に行われた2018年3月期の決算で、通常は中間決算と本決算の発表会にのみ参加する前澤友作社長が登壇。ゾゾスーツの配送が大幅に遅れたことを謝罪するとともに、自らプライベートブランド商品を説明した。ゾゾスーツの配送遅延については「通常体型と少しずれるような、小さめのお客様や大きめのお客様のサイズについて、特にミリ単位での誤差が出ることが発覚し、それを調整するのに時間がかかった」(前澤社長)。ゾゾスーツは、発表から10時間で23万件、その後も「順調に予約をいただき、海外からもオーダーが入っている」(同)。

 サイズのデータは、深層学習(ディープラーニング)を使って精度を上げてきたという。「肩幅50センチだからといって、肩幅50センチのTシャツをお勧めするのではなく、骨格なども考慮してサジェスチョンをしている。スペックだけでなくAI(人工知能)が弾き出すデータをブラッシュアップしてきた」(前澤社長)。「ZOZOTOWN」で商品を探す際、計測したサイズで検索できる機能も加えた。

 前澤社長は「余剰在庫も持たず、店舗も店員も不要。原価率が非常に高く、セールをするつもりもない」と現存のアパレル業界とは真逆の方向に進むことを改めて言及した。その上で「現在業界を牽引している数兆円規模を持つH&M(スウェーデンのへネス・アンド・マウリッツ)やZARA(スペインのインディテックスが展開)、ファーストリテイリングに並ぶ、もしくは超えるくらいの規模になりたいと夢は広がっている」と語った。