愛知県警は2018年1月30日、仮想通貨「モナーコイン」を盗み出すウイルスを作成した17歳の男子高校生をウイルスの作成および供用(不正指令電磁的記録作成・同供用)の疑いで逮捕した。モナーコインに関する掲示板「Ask Mona」には、同ウイルスによってモナーコインを盗み出されたとみられる被害者の書き込みを確認できる。

2017年10月に仮想通貨モナーコインが盗まれたと訴えた、掲示版への書き込み
(出所:Ask Mona)
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 愛知県警によれば高校生は大阪府貝塚市の自宅前で逮捕された。直接の容疑はウイルスの作成と、ウイルスをダウンロードできるURLをネット掲示板に書き込んだこと。2017年10月10日ごろ、高校生は第三者がコンピュータ上で実行すると、外部から指令を受けて動作するプログラム(ウイルス)を作成。オンラインストレージにウイルスを配置し、掲示板にそのウイルスをダウンロードさせるURLを書き込んだ疑い。

 掲示板には、ウイルス作成者と思われる人物が2017年10月13日、「開発段階で興味本位で書いた、MonacoinのWallet.datを送信するコードが、操作ミスによりリリース段階で含まれてしまい、そのコードを流用したAskmona-Viewerにも混ざってしまいました」と書きこんでいた。Wallet.datはモナーコインの口座情報(ウォレット)をバックアップするファイル。Askmona-Viewerは同掲示板を閲覧するクライアントソフトで、このソフトにウイルスが含まれていたと思われる。

ウイルス作成者と思われる人物の書き込み。操作ミスによってウイルスが作られたとしている
(出所:Ask Mona)
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