NTT東日本は2018年1月17日から18日まで、東京都調布市入間町の同社研修センターで「現場力向上フォーラム」を開催している。技能競技会や展示を通じて、技能系社員のスキル継承やノウハウの水平展開を行うのが目的だ。ロボットやウエアラブルデバイス、AIといった新しい技術を活用した設備保全の新しい取り組みも紹介している。

 イベントの目玉は、通信ケーブルとユーザー宅内装置の修理を競う技能競技会だ。通信障害が発生しているSOHOユーザーを模した環境を用意して、参加者には設備構成や故障箇所を伏せたうえで、故障原因の特定と修理を行う。NTT東日本の29支店に加え、NTT西日本の同様のイベントで優勝したNTT西日本中国支店が参加。各支社がエース級社員を出して、安全性や修理の早さ、品質の高さなどを競う。

技能競技会の様子
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 展示では、今後導入予定の設備保全の新しい仕組みのデモンストレーションが行われた。屋外では、レーザーや全天球カメラを搭載して、走行するだけで電柱のたわみを測定する自動車を展示した。従来は人が目視確認していた作業を自動化できるという。2018年中の導入を目標とする。

走行するだけで電柱のたわみを自動測定する自動車
ルーフ部にレーザースキャナや全天球カメラを搭載している
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 屋内では、ロボットやウエアラブルデバイス、AIといった新しい技術を利用した保守業務の効率化方法を展示した。ロボット活用では、カメラを搭載したロボットが機械室内を動き回る。遠隔からHMD(ヘッドマウントディスプレイ)で状況を確認したり、現地に到着した保守担当者を支援したりする。2018年からトライアルを開始する。

機械室を走行するロボット
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