パナソニック エコソリューションズ社は2018年1月16日、HEMS(Home Energy Management System)用製品「AiSEG2」の機能を強化すると発表した。バージョンアップした新製品は3月21日に発売。既存のAiSEG2ユーザーは、3月21日以降バージョンアップが可能になる。

パナソニック エコソリューションズ社 エナジーシステム事業部 新事業推進センター 企画開発部の松本亮部長
[画像のクリックで拡大表示]

 同社のHEMS(スマートHEMS)につながる機器を、従来の4社23機種から14社27機種(2018年度中の開始予定分を含む)に拡充。さらに遠隔制御や自動制御の内容を「家事ラク」「快適な空間」「家計にやさしい」「気がかり解消」の観点から強化する。

 家事ラクについては、お湯はりと床暖房の遠隔制御に対応。快適な空間に関しては、低湿度時に自動でエアコンの加湿をオンにする。家計にやさしいという観点からは、日常の電気使用量と翌日の天気予報を基に、予測した余剰電力でエコキュート(給湯機)の沸き上げを自動運転する「AI ソーラーチャージ」と、電力消費の目標値を超えたときにエアコンや照明を自動で抑制運転する機能に対応する予定である。

 気がかりの解消に関しては、気象警報情報を基にして蓄電池を充電に優先的に切り替えたり、電動窓シャッターを自動で閉じたりする。出先からの施錠や状態の確認も可能。このほか、初期パスワードを機器ごとに異なる10桁に増やす(現在は機器ごとに異なる4桁)。

 同日開催した説明会では、今後の展開も明らかにした。2018年度中にはグーグルのスマートスピーカー「Google Home」と連携し、音声による操作を可能とする。さらに開始時期未定の企画構想として、電気自動車とAiSEG2の連携を挙げた。HEMSで電気自動車の充電情報を分かるようにしたり、電力料金プランに合わせて充電タイミングをAiSEG2が最適に判断したりする。

Google HomeとAiSEG2を連携させ、音声で照明をコントロールするデモの様子
[画像のクリックで拡大表示]

 エナジーシステム事業部 新事業推進センター 企画開発部の松本亮部長は今後の販売戦略について、「新築・エネルギーという切り口から、既設住宅に快適・便利を加えるメリットや価値を訴求していきたい。販売目標は2018年度に3万台、2020年度に2016年度(約1万7000台)の2.4倍を掲げている」とした。