図1●実証実験の概要
(出所:朝日放送)
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 朝日放送(ABC)は2016年1月28日、テレビCMで作る広告効果をWeb広告を掛け合わせて拡大することを目指し、ABCのテレビ番組やCMの視聴ログなど各種データを活用した実証実験を2月1日から1年間実施すると発表した。

 この実証実験では、まず、視聴者の許諾を得たうえでLAN接続されたテレビに蓄積するABCのテレビ番組やCMの実視聴ログデータを収集する。加えて、番組Webサイト、スマートフォンアプリなどABCが保有する様々なサービスへのアクセスログデータを活用し、テレビ視聴をきっかけとしたWeb広告配信の有効性検証や、テレビ視聴が直接または間接的にWeb広告に与える影響力の確認などを行う。

 地上波のデータ放送通信機能を利用した実視聴ログ取得から、インターネット上でのWeb広告の配信や、相乗効果の測定といった一連の仕組み(図1)は、国内で初の取り組みという。

 ABCは、Web広告配信によるインターネット上でのテレビ番組やCMの効果補完の有効性を検証し、本格提供に向けてサービス内容の改善を図る方針。

 今後は、広告主向けマーケティング施策の開発に加えて、Web広告との相乗効果を最大化するコンテンツの制作や視聴行動に基づく便利な視聴者向けサービスを開発、提供して、地上波放送に新たな価値を提案していく。

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