写真1●関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科の玉田俊平太教授
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 「既存の顧客からみると性能が低下した製品に思えるのが破壊的イノベーションだ。このため、破壊的イノベーションの製品が出始めのころは『こんなものはおもちゃだ』と呼ばれることが少なくない」。

 関西学院大学専門職大学院経営戦略研究科の玉田俊平太教授(写真1)は2015年8月8日、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)が開催した公開講座「デザインと経営の未来:経営学者とデザイナーが語るイノベーションの理論と実践」で講演し、破壊的イノベーションについてこう述べた。

 玉田教授の講演タイトルは「日本のイノベーションのジレンマ~破壊的イノベータになる7つのステップ~」。イノベーションのうち、特に破壊的イノベーションについて解説し、日本企業が陥っているイノベーションのジレンマについて説明した。玉田教授は米ハーバード大学でマイケル・ポーター教授やクレイトン・クリステンセン教授の指導を受けており、企業戦略におけるイノベーションについて詳しい。

 玉田教授はクリステンセン教授の主張を用い、イノベーションには持続的イノベーションと破壊的イノベーションがあると解説(写真2)。持続的イノベーションは、既存製品の主要顧客が重視する性能を高めるものである

写真2●イノベーションは、持続的イノベーションと破壊的イノベーションに分類される
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