図●利用端末種類別の平均月額利用料金
端末購入費用や端末割賦料金を含まない、税別の金額。月額利用料金は、通話料、データ通信料、オプション料を合算したもの。(出所:MM総研)
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 シンクタンクのMM総研は2016年4月7日、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)やスマートフォン、MVNOの月額利用料とサービス利用実態に関する調査結果を発表した。フィーチャーフォン利用者の月額料金の平均は3260円、スマートフォン利用者の平均は6283円で、フィーチャーフォンの約2倍となった。

 MVNO利用者の月額料金は、音声通話対応サービスで平均2072円、音声非対応のデータ通信のみで平均1552円。大手キャリアのスマートフォンと比較すると、音声通話対応は約3分の1、音声非対応は約4分の1だった。大手キャリアのフィーチャーフォンと比較した場合でも、音声対応MVNOは約64%、音声非対応MVNOは約48%だった。

 大手キャリアのスマートフォン/フィーチャーフォン利用者を対象に、各社の新料金プランへの加入状況も調査した。新料金プランでは、音声通話定額やデータ通信量の多段階選択と家族間でのシェアやギフトなど、様々なサービスを打ち出している。スマートフォン利用者の新料金プランへの加入率は30.6%で、フィーチャーフォン利用者の加入率7.2%を大きく上回った。

 また、大手キャリアのスマートフォン利用者を対象に、データ通信容量も調査した。それによると、月間の平均データ通信量は4.31GBに達した。月間通信量は「~1GB以下」は19.6%、「~2GB以下」が21.4%、「~3GB以下」が13.3%となり、約54%のユーザーが3GB以上だった。

 MVNO利用者にも、現在契約しているデータ通信容量プランを聞いた。すると、「月間3GB以下プラン」が63.1%と最多だった。次いで、「デイリープラン(110MB/日など)」が9.8%、「月間5GB以下(3GB超)プラン」が9.4%の順となった。大手キャリア同様、月間容量が3GB以下のユーザーが過半数を占める結果となった。

 MM総研は、今回の調査を受けて、家族間シェアやセット割引を活用しても料金の上昇が避けられないユーザーや、フィーチャーフォンに満足しているユーザーにとっては、スマートフォンは敬遠されがちと指摘。今後、利用料金を抑えながらスマートフォンを利用したいと考えるフィーチャーフォン利用者にとって、音声対応MVNOは有力な選択肢となると分析する。

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