22歳以下の若者を対象に“最強のプログラマ”を決定する「U-22プログラミング・コンテスト」の最終審査会が2014年10月5日、秋葉原UDXで開催された。予備審査を通過した、小学5年生から大学生までの入選者20組がプレゼンテーションを実施。尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科の小泉力一教授を委員長とする審査委員会による最終審査を経て、「経済産業大臣賞」などの各賞が発表された。

 同コンテストは、「日本のプログラミング学習熱を高めよう」というコンセプトの下、34年にわたり開催されてきた歴史あるプログラミング・コンテストだ。昨年までは「U-20プログラミング・コンテスト」として経済産業省が主催してきた。35回目となる今年は、サイボウズ、日本マイクロソフトなど多くの協賛企業で構成される「U-22プログラミング・コンテスト実行委員会」が主催し、コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)が運営を担当。経済産業省、総務省、文部科学省などが後援に回った。応募の枠が広がったことや、昨今のプログラミング熱の高まりを受け、例年の2倍を超える221作品が集まったという。

 「例年よりかなりレベルが高かった」(小泉氏)という今回、経済産業大臣賞には4作品が選ばれた。すなわち、早稲田大学基幹理工学部情報理工学科3年の馬屋原昂さんが開発したプログラミング言語「Copal」、聖学院中学校3年の大谷孟宏さんが開発した画像暗号化ソフト「Image Encrypter」、大阪大学基礎工学部システム科学科2年の西田直樹さんが開発したRuby向けのグラフ作成ソフト「Nyaplot v0.1.1」、鳥羽商船高等専門学校のチームMOOMANが開発したカラオケシステム「P.M.カラオケ-Projection Mapping KARAOKE-」の4つだ。

 MOOMANの「P.M.カラオケ-Projection Mapping KARAOKE-」は、マイクロソフトのモーションセンサー「Kinect」とプロジェクターを利用して、カラオケボックスの壁面に、歌い手と連動した映像を映し出す演出を考案した作品(写真1)。プロジェクションマッピングの技術を用いて、プロジェクター1台で、1つの壁面には歌い手の背景、もう1つの壁面には歌詞を映し出せるようにした(写真2)。歌い手の動きをKinectで認識し、歌い手の位置に合わせてスポットライトを移動したり、歌い手の動きを複製して複数人の影を作り出すことで“一人エグザイル”を実現したりできる。

写真1●「P.M.カラオケ」のデモ映像。右側の壁に歌詞、正面の壁に歌い手の背景を表示する。写真はKinectが認識した歌い手の姿を複製して背景に表示させている様子
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写真2●「P.M.カラオケ」の構成図。プロジェクター1台で、2つの壁面に2種類の映像を映し出す
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