日本体操協会と富士通、富士通研究所は2017年11月24日、体操競技で研究を進めている採点支援技術を報道関係者向けに公開した。体操選手の競技中の動きを3Dレーザーセンサーやディープラーニング(深層学習)技術などを使って数値化する。審判員の採点を支援したり練習の参考にしたりといった用途を見据え、2020年の実用化を目指す。

日本体操協会と富士通、富士通研究所が公開したデモの様子。高崎健康福祉大学高崎高等学校の選手が競技した
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 群馬県高崎市の高崎アリーナで11月25~26日に開かれる全日本体操団体選手権で研究用のデータを収集する。前日練習の24日に報道関係者向けにデモを公開した。

共同研究で開発しているアプリケーションの例。選手の姿勢を数値で解析する
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 日本体操協会の遠藤幸一常務理事は「ウルトラ難度の技が高度化するなど、人間の審判員による判定が容易ではなくなってきている」と話した。競技中の腕や腰のひねり具合などのデータをセンサーで取得し、判定の精度を高めるのに使う。「採点をするのはあくまで人間」(遠藤常務理事)とするが、公平性を確保しやすくしたりや誤審を防いだりする効果を狙う。