企業の業績報告を分析・リポートする人工知能(AI)を開発するxenodata lab.(東京都渋谷区)は2017年11月22日、岡三証券や東海東京フィナンシャル・ホールディングス、みずほキャピタル、三菱東京UFJ銀行などを割当先とする総額2億5000万円の第三者割当増資を実施したと発表した。岡三証券や東海東京フィナンシャルとは業務提携も結んでおり、AIを使った決算レポートのサービスで協業していく。

 xenodata lab.が金融機関と資本提携を結ぶのは今回で2回目。前回の2017年2月は三菱東京UFJ銀行とカブドットコム証券、三菱UFJキャピタルのMUFGグループ3社と帝国データバンクの合計4社に対して総額6000万円の第三者割当増資を実施。業務提携も結んでいた。MUFGグループ3社と帝国データバンクは今回の追加の増資にも応じている。

出所:xenodata lab.
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 業務提携に伴い、カブドットコム証券に対しては、xenodata lab.のAIを使った自動決算分析レポート機能を「xenoFlash for kabu.com」として提供している。カブドットコムを利用している投資家が利用可能。決算発表直後に決算短信をAIが読み込んで、業績や決算の説明内容を1分以内にインフォグラフィクスにまとめ、投資判断の参考として利用できるようにする。また帝国データバンクとは企業の信用情報などにAIを活用する研究開発を進めているという。

 xenodata lab.は今回、業務資本提携を結んだ岡三証券や東海東京フィナンシャルにも自動決算分析レポート機能を提供する方針だ。今後も様々な金融機関と出資も伴う業務提携を結び、AIによる決算方法分析のサービスを拡販していく。

 今回の増資には純投資としてベンチャーキャピタル(VC)3社も加わった。みずほキャピタルとSMBCベンチャーキャピタル、DBJキャピタルである。