セールスフォース・ドットコムは2018年1月24日、自社の営業支援(SFA)クラウドサービス「Salesforce」などとの連携ソフトを開発するベンチャー企業に対する支援プログラムを強化すると発表した。ベンチャー支援により自社サービスの利便性を高め、日本国内におけるSalesforce関連のエコシステム(経済圏)強化を図る。

ベンチャー支援プログラムの強化を発表するセールスフォース・ドットコムの北原祐司執行役員
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 新たに「コネクタープログラム」を導入するほか、「ISVスタートアップ・ファスト・プログラム」のメニューを増やす。コネクタープログラムは、Amazon Web Services(AWS)やGoogle、Microsoft Azureなど他社のプラットフォーム向けに連携ソフトを開発していたベンチャー企業が対象。それらのソフトにSalesforce向けの連携機能を追加する際に、開発ノウハウの供与などで支援する。「他社のプラットフォーム上で入力したデータがSalesforce側にも連動して自動入力されるようにすることなどを想定している」(北原祐司執行役員)。

 ISVスタートアップ・ファスト・プログラムは創業期のベンチャー企業を総合的に支援するプログラム。新たに創業直後のベンチャー企業向けの起業支援セミナー、PoC(概念実証)に向けた技術面の支援、自社の顧客やパートナー起業の紹介サービス、開発したソフトのアップグレード支援などの追加サポート、クラウドサービスの成功事例の紹介、という5項目のメニューを追加する。

 同社はこれまで日本国内で、Salesforceとの連携ソフトを開発するベンチャー企業に対し、直近7年間で34社に投資したとしており、うち21社が「ISV」(独立系ソフトウエアベンダー)と呼ばれるベンチャー企業だ。「支援プログラムの強化によりSalesforce連携機能も持つソフトをもっと増やしていきたい」(Salesforce Venturesの浅田慎二日本代表)としている。