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データアナリティクスを謎で終わらせないために(中)

2017/11/08

John Edwards CIO

 公然と認める人はほとんどいないだろうが、企業のIT幹部たちからすると、データアナリティクスは依然として、なんだか謎めいた技法だ。よく分からない考え方や不可思議な手法に満ちている。そう見られている一方で、データアナリティクスが確かな技法として強力な武器になることは、幾度となく実証されている。生産性、効率、売上、利益など、ビジネスの主要な指標や目標の大幅な改善につながることが多い。

前回から続く)

方向性を定める

 大企業がアナリティクスの取り組みを進める時に、独立したアナリティクス担当部門なりIT部門なりの下に取り組みを一元化すべきなのか、それとも、個々のビジネス部門に分散すべきなのかについては、専門家各氏の見解は分かれている。IT部門は、アナリティクスの取り組みの母体というよりは、アナリティクスの支持や技術支援という役割に最適だという考え方は、多くの人に共通している。「データアナリティクスを1つの部門の中にサイロ化すべき理由はない。むしろ、会社全体で発展を促すべきスキルセットだ」とJohnston氏は言う。

 データサイエンスは急速に発展している分野であるだけに、複数のチームが協力し合い、互いに学んでいけば、非常に大きな恩恵が得られるというのが、Johnston氏は意見だ。良い意味での張り合いがチーム間で多少あったとしてもだ。「チームが違えば物事の進め方も違う。したがって、自分たちのビジネス環境にとって最適な手法を、より的確に探り当てていく面で、フィールド全体の探索のスピードが上がる。チーム間でメンバーを入れ替えていけば、こうしたアイデアの相互交流はいっそう促進される」

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