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データアナリティクスを謎で終わらせないために(上)

2017/11/06

John Edwards CIO

 公然と認める人はほとんどいないだろうが、企業のIT幹部たちからすると、データアナリティクスは依然として、なんだか謎めいた技法だ。よく分からない考え方や不可思議な手法に満ちている。そう見られている一方で、データアナリティクスが確かな技法として強力な武器になることは、幾度となく実証されている。生産性、効率、売上、利益など、ビジネスの主要な指標や目標の大幅な改善につながることが多い。

 現在のアナリティクス革命は、多くのIT幹部にとって不意打ちだった。そう話すのは、米テネシー大学でビジネスアナリティクスを専門とするMichel Ballingsアシスタントプロフェッサーだ。「高度なデータアナリティクスをこなせるくらいコンピューティングの処理能力が高まったのは最近の話だ。IT幹部の多くが学校を出たのは、データアナリティクス革命が起きるよりはるかに昔のことだ」

 アドバンストアナリティクスは、本質的にはリサーチのスキルだが、ITリーダーやIT幹部の多くはリサーチを本職とした経験がないと、米ITコンサルティング企業ThoughtWorksのリードデータサイエンティスト、David Johnston氏は指摘する。「こうしたスキルが特に広く見られるのは学術界だ。したがって、データサイエンティストやアナリティクス担当マネージャーとして成功を収めている人は、学術界から来た人が多い」。その結果、旧来のITリーダーの多くは、新興のアナリティクスの取り組みを、困惑と恐怖の入り交じった目で見ている。

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