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AIを次々と取り入れるSalesforce、トップの狙いは(後)

2018/06/14

Scott Carey Computerworld UK

 米Salesforce.comは英ロンドンで2018年5月17日、イベント「Salesforce World Tour London」を開催した。筆者はこの時、「Einstein」プロダクトの統括責任者を務めるMarco Casalaina氏に話を聞いた。最先端のデータサイエンスの手法をどのように取り入れ、Salesforceのユーザー企業にどのような形で提供していくのか、同氏に尋ねてみた。

前回から続く)

Einsteinを利用している企業の例は?

 Salesforceの顧客企業がEinsteinの機能をそれらしく取り入れるのがいかに簡単かを説明するうえで、Casalaina氏が特に好んで挙げる顧客企業が2つある。1つは米U.S. Bank、もう1つは家具販売を手がける米Room and Boardだ。

 以前からMarketing Cloudを利用していたRoom and Boardは、メールのセグメンテーションをこれまで以上にインテリジェントにするために、最近Einsteinを導入した。例えば、カリフォルニア州に住む35歳以上の男性をターゲットにしたメールを送りたい時に、現在では、Marketing Cloudの中で、メールを開く可能性についてのパラメーターを追加できる。これは当然、開封率の向上につながる。実際、15%も開封率が上がったとCasalaina氏は説明する。

 「当社には、Salesforceならではの強みがある。すなわち、顧客企業が我々にデータを委託していることだ。Room and BoardはMarketing Cloudをずっと使ってきた。だから、Einsteinを有効にしたとたんに、これまでMarketing Cloudに格納してきたデータに対してEinsteinが本領を発揮した。その出力は極めてシームレスだ」

 Casalaina氏は、顧客企業各社が扱うモデルについて、同じくMarketing Cloudを利用している他社とは完全に切り離されているということを繰り返し力説した。

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