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履歴書を自動選別するシステム、攻略の鍵は(後)

2018/05/17

Terena Bell CIO

 採用活動の中で、応募者の選別にApplicant Tracking System(ATS)を利用している企業は40%近くに及ぶ。だが、「Tracking System(追跡システム)」という名前にだまされないでおこう。ATSは、応募から採用に至るプロセスの中で志願者が現在どの段階にいるかを追跡するためのシステムではない。有望な志願者とそれ以外とを自動で振り分けて、企業の担当者が費やす時間を節約するためのシステムである。

前回から続く)

 フォントの話の前段階から説明しよう。ATSは、履歴書の中で技能や経験が記述されているセクションから、特定のキーワードを完全一致で探す。したがって、応募者は求人の1件1件に合わせて履歴書をその都度書き直した方がよいとTomaszewski氏は言う。求人情報の中から、業務内容、職務、技能のセクションにある単語をそのまま抜き出し、「そのキーワードを履歴書で使う」とのことだ。

 だが、履歴書に書いたキーワードを見つけてもらうためには、そもそもATSが処理できる履歴書でなくてはならない。そこでフォントが関係してくる。「旧式のATSはOCRで情報を集める」とPolk氏は説明する。応募先ごとに単語を変えるという手間をかけても、その単語がきちんと認識されなければ話にならない。「セリフ系フォントはATSを混乱させる可能性がある」。ひげの装飾が加わっていることから、文字を正しく認識しない場合があるのだ。安全第一で、Calibriといった類いのサンセリフ系フォントを使うことをPolk氏は勧める。

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